こんにちはー

 

A(えぇ）鍼灸師の山中です♪

 

さて、今日は以前ご紹介させて頂きました、

 

「突発性難聴」についてです。

 

以前のブログはコチラ突発性難聴の施術「まん福亭」鍼灸治療室

 

突発性難聴の診断と治療の評価ですが医学的には当然、

 

医師の診察・治療のもと行われます。

 

その評価するもので代表的なものが、

 

オージオグラムですね(^∇^)

 

「まん福亭」に鍼灸治療を受けにいらした患者様も、

 

下記のように医療機関で検査を受けてらっしゃいます。

 

発病当初のオージオグラムです。

 

この見方なんですが、

 

記号の

 

○印は右側の耳の空気を伝わって聞こえる音（気導）

 

×は左側の耳の空気を伝わって聞こえる音（気導）、

 

匚印は右側の耳に頭蓋骨など骨から伝わって聞こえる音（骨導）

 

コ印は左側の耳に頭蓋骨など骨から伝わって聞こえる音（骨導）

 

を表しています。

 

グラフの縦軸は聴力（デシベル）、横軸は周波数を示しています。

人間が普段使う聴力レベルは0から２５デシベルで、人の会話周波数は500～4000ヘルツです。

この患者様の場合、特に左耳の気導聴力がほとんど聞こえていない状態です。

 

医師の診断は、

 

・混合性難聴とのこと。　：気導・骨導ともに低下し、双方の下がり方に違いがある。）

 

・伝音声難聴：気導低下　　骨導低下しない

 

・感音性難聴：気導低下　　骨導低下

※ちなみに、

 

数値が

 

90デシベル以上はほとんど何も聞こえていないレベル

 

70から90デシベルで耳元で大声で何とか聞こえるレベル

 

40から70デシベルで普通の会話がやや困難なレベル

 

25から40デシベルで小声がやや聞こえづらいレベル

 

それ以下は問題ありません。

医療機関と併用して、鍼灸治療を施しましたが（今回は1クール10回）

 

左の気導聴力がやや改善されました。

 

500ヘルツ：治療前110デシベル　　治療後60デシベル

 

1000ヘルツ：治療前110デシベル　　治療後50デシベル

 

2000ヘルツ：治療前110デシベル　　治療後50デシベル

 

4000ヘルツ：治療前110デシベル　　治療後60デシベル

 

改善はしましたが、正常値からするとやはり完全に治癒とは行きませんでした。

 

しかし、ご本人の感覚は耳鳴りも減少し、かなり良くなっているようだとのこと。

 

また、鍼灸師の間でもよく言われることなんですが、

 

突発性難聴などの治療の場合、医療機関を併用して頂くので、

 

良くなっても果たして鍼灸治療がどこまで功を奏したか、確かめようがないということです。

 

では、鍼灸治療が無駄であるのかといえばそうでは無く、

 

例えばオージオグラムで数値が良くなくても、

 

 

周辺症状（肩こりやストレス、筋膜性（緊張型）頭痛など

 

鍼灸治療を施し、症状が改善すると、聞こえ方もマシになるという

 

事実も、治療を通して感じております。

 

 

 

※最後に、耳の閉塞感や聞こえにくい、また同時にめまいがする場合など、

一刻も早く（最低2週間以内）まずは医療機関を受診してください！

 

 

「まん福亭」では数多くの医療機関と連携が取れていますので、

ご紹介することも可能です。